中国もジェット旅客機ARJ製造、韓国は…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 10:09
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ARJ21 ●座席数:78-95席●全長:33.4メートル●飛行距離:3700キロ
中国は日本を上回るペースで航空産業が発展している。爆発的に増える国内航空需要がその背景だ。中国航空機メーカーのCOMACは地域内の運航を狙ったジェット旅客機ARJの大量生産を始めた。最初の運航は四川省に本部を置く中国航空会社、成都航空となる予定だ。最近、1号機が引き渡され、商業運行を準備している。地方の航空会社が相次いで購入し、ARJ契約機数はすでに300機にのぼる。まだ米連邦航空局(FAA)の形式承認を受けていないが、中国は宇宙に往復宇宙船を打ち上げる自国の技術レベルなら安全性に問題はないという立場だ。急増する格安航空会社(LCC)需要もARJの成功に追い風となっている。
日本・中国が自国産旅客機時代を開いているが、韓国は航空機の後進国から抜け出せていない。韓国の航空産業は生産額が1876億ドル規模にのぼる米国の1%にすぎない。航空産業を30年間にわたり研究してきたチョ・ジンス漢陽大機械工学部教授は、その理由を2つの側面から説明した。まず韓国は政府内部で意見の隔たりが大きく、挫折を繰り返している。チョ教授は「国内でも1995年から旅客機生産計画を立てたが、組み立て地をどこに置くのかなど小さな問題からエンジン形式の決定にいたるまで、政府部処内で繰り返し意見対立が発生し、進展がない」と述べた。キム・ハクボン韓国航空大教授は「時間が経つにつれて技術の差が広がり、結局、韓国の独自開発が難しくなる」と指摘した。