習近平主席、一度も笑顔なく…安倍首相と25分間、二言三言の対話
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.11 08:46
会いはしたが、両国首脳には笑いどころか微笑もなかった。日本の安倍晋三首相と中国の習近平・国家主席は10日午前11時50分から約25分間、北京の人民大会堂で初めての首脳会談を行った。日本の首相と中国の国家主席の間での首脳会談は、2011年12月の野田佳彦首相と胡錦濤主席以来、約3年ぶりだ。だが格式や内容面は、1時間前に開かれた韓中首脳会談とは相反した姿だった。
まず習主席は安倍首相よりも遅く現れた。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の主人である習主席が、客人を先に来させて待たせたのだ。安倍首相は立ったまま10秒余り、戸惑いながら待たなければならなかった。一歩遅れて現れた習主席は、安倍首相が差し出した手を握ったのだが、いら立ったように終始かたい表情だった。安倍首相が握手したまま何か挨拶の言葉をかけ、そばにいた通訳者を通そうとしたが、習主席は頭をくいっと回して写真撮影に応じた。心苦しくなった安倍首相の顔が瞬間固まった。ぎこちない雰囲気が流れた。以後メディアに公開された場面の中で2人は一度も視線を合わせなかった。習主席がやむを得ずに安倍首相に会うということを加減なく見せているようだった。まるで3月のハーグでの韓米日首脳会談当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍首相の姿を見るようだった。