韓国企業、中国政府を相手に初の「ISD訴訟」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.08 12:59
韓国企業が中国政府を相手に投資家・国家間訴訟(ISD=Investor-State Dispute)を起こし、国際仲裁機関の仲裁手続きが始まった。韓国企業と中国政府の間のISD訴訟戦は今回が初めてとなる。多くの企業が中国に進出し、地方政府の政策変更などで大きな被害を受けている状況で、権利救済を受けられるかどうか注目される。
中堅建設会社のアンソン住宅産業が仲裁申請を出したところは、世界銀行傘下の国際投資紛争解決センター(ICSID=米ワシントン所在)。アンソン住宅産業は法務法人・太平洋を通じて5月など2度にわたり中国政府に協議要請書を送ったが、応答がないため、直接ICSIDに仲裁申請書を出した。先週この申請が受け入れられ、仲裁が始まった。中央日報が入手した仲裁申請書には訴訟の相手が「中国国家主席・習近平」となっている。