<セウォル号>兪大均被告に懲役3年…70億ウォン台の横領認定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 11:43
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セウォル号惨事家族対策委員会が5日午後、ソウル青雲孝子洞(チョンウンヒョジャドン)住民センター前の座込み場を撤収した。セウォル号遺族は朴槿恵(パク・クネ)大統領との面談を要求して76日間の座り込みを続けた。彼らは光化門(クァンファムン)広場の座込み場は当分の間維持し、国会座込み場は状況を見ながら撤収の有無を決めると明らかにした。
5日午後3時半、仁川(インチョン)地方裁判所413号法廷。裁判所の呼称に兪大均(ユ・デギュン)被告(44)が入ると場内が一瞬静まり返った。緑色の囚人服を着て入ってきた彼は、逮捕当時の長い髪を後ろに流したヘアスタイルはそのままだった。長い間の収監生活のせいか顔は憔悴して青白かった。両手を前で組んで謙虚な姿勢を取った彼は、時々手を握ったりひらいたりしながら緊張した様子もうかがえた。少し後に裁判所が「懲役3年を宣告する」と言うと肩をしばらく震わせていた。だが、すぐに淡々とした表情を浮かべて法廷を出て行った。
仁川地方裁判所の刑事12部(イ・ジェウク部長判事)はこの日、兪炳彦(ユ・ビョンオン、72、死亡)元清海鎮(チョンヘジン)海運会長の家族と側近に対する宣告公判で、大均被告に懲役3年の実刑を宣告した。これに先立ち検察は懲役4年を求刑していた。裁判所は「被告人は兪炳彦の息子だという地位を利用し、系列会社から商標権の使用料や給与名目で数十億ウォンを受けとって横領した」として「これによって被害会社の経営が悪化した点を考慮すれば厳しい処罰は避けられない」と明らかにした。