【社説】国家の生存を脅かす防衛産業の不正、反逆罪で対処すべき=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 10:15
チェ元防衛事業庁中佐(46)が艦艇装備納品会社から約6億1000万ウォン(約6400万円)を受けたという。検察が明らかにしたチェ元中佐の手法は悪質だ。業者からチェックカードを受け、約2億8000万ウォンを使った。夫人と子ども、知人名義の通帳を通じて巨額を受けた。チェ元中佐はその見返りに上司のオ元大佐とともに会社の性能関連書類を偽造した。
同社から納品されたものはすべて核心的な装備だ。韓国哨戒艦「天安」事件をきっかけに建造された救助艦「統営」の油圧ウインチは引き揚げ装備、機雷除去艦である掃海艦に搭載された可変深度ソナーは機雷探知装備だ。可変深度ソナーは価格が631億ウォンもするが、防衛事業庁の性能条件を満たせなかった。すると、2人は書類を偽造し、防衛事業庁実務委員会と海軍の首脳部もだました。黄基鉄(ファン・ギチョル)海軍参謀総長も防衛事業庁艦艇事業部時代、「統営」の不良ソナーの購買を決めたことが明らかになった。下から上まで防衛産業不正を検証・監視するシステムが全く作動していない。