大型株の現代車も揺れる…銘柄型ELS、次々と損失(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.06 09:03
「現代車ELSで損失が出るとは全く思っていなかった」。ソウル松坡区に住む会社員イ・ギユンさん(33、仮名)は最近、現代自動車の株価を毎日チェックしている。株式投資はしていないが、昨年秋に加入した株価連動証券(ELS)のためだ。この商品は現代車の株価が基準価格の60%以下に落ちなければ年10%近い収益が出る。
加入当時、現代車の株価は25万ウォン(約2万6000円)台後半だった。イさんは現代車の実績が堅調で、時価総額2位の大型株であるだけに、株価は大きく落ちないと考えた。証券会社の職員も「現代車のような大型株が40%以上落ちる可能性はほとんどない。それほどの危機なら、どの資産にお金を置いても無事ではない」と説明した。ところが9月から、そのまさかが現実となる可能性が出てきた。韓国電力の敷地を高く買い取ったという評価と円安のため現代車の株価が下降線を描き、イさんのELSは5日の終値(15万1000ウォン)基準で元金損失発生区間(ノックイン(Knock in)区間)に入った。