中国人観光客押し寄せても増やせない都心免税店=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 13:15
先月16日にソウル・松坡区(ソンパグ)の第2ロッテワールド内にロッテワールドタワー免税店がオープンした。これと同時に道の向かい側にあったロッテワールド免税店は閉店した。「ソウルで市内免税店の新規許可を得るのが事実上不可能で、既存店舗を移転・拡張した」というのがロッテ関係者の説明だ。中国人観光客がますます増加しているがソウルの市内免税店は2000年以降6カ所に制限されている。昨年10月に与野党と政府が合意してまとめた「免税産業を通じた中小企業支援対策」のためだ。
現在市内免税店はソウルが6カ所、釜山(プサン)が2カ所、済州(チェジュ)が2カ所の10カ所に、蔚山(ウルサン)、大邱(テグ)、水原(スウォン)など地方都市に7カ所が運営中だ。ところが「金の玉子を産むガチョウ」となった免税店売り上げがソウル・釜山・済州の大手免税店に集中すると、地方と中小・中堅企業が反発した。これを受け与野党と政府は蔚山や水原など地方免税店7カ所の運営が正常化するまではソウル・釜山・済州に新規免税店を認めないことにした。また、地方都市免税店が活性化しソウル・釜山・済州に免税店新規許可を出す時も中小・中堅企業に優先的に運営権を与えることにした。これによりソウル・釜山・済州では事実上新規の免税店を開設できなくなった。