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黄禹錫事件の情報提供者「研究現場の挫折感、まだ残っている」=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.30 09:46
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2日に封切りした映画『情報提供者』は、2005年、韓国社会をひっくり返した黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授の論文ねつ造事件を扱った。28日現在で171万人余りが観覧した。オフシーズンの10月の劇場街の「サプライズ興行作品」に挙げられる。だが映画は、題名とは違って情報提供者よりも情報提供を基に真実を暴く放送局プロデューサーに焦点を合わせている。内容も事実と虚構が入り混じっている。映画とは違い当時、論議の真ん中に立っていた学者が研究倫理の観点で「ポスト(post)黄禹錫10年」を振り返る行事が30・31日にソウル大学で開かれる。韓国学術団体総連合会が主管する「2014研究倫理国際フォーラム(IFRE)」だ。

初日の基調講演者のうちリュ・ヨンジュン江原(カンウォン)大学医学専門大学院教授は、映画の中の情報提供者の実際のモデルだ。黄元教授のもとで幹細胞研究チーム長として仕事をした彼は、研究室を辞めた後、非倫理的な卵子の使用と論文操作の事実を報道機関と市民団体に情報提供した。だが事件が大きくなった後に身元が露出して非常に大変な苦労をした。黄元教授の支持者が押しかけてきた病院を辞めて逃亡生活をした。幹細胞を研究して博士学位の過程をすべて終えたが、生命倫理に専攻を変えて新たに博士学位をとった。映画公開後、最近になって大衆の前に姿を現したが「学者として」黄禹錫事件に言及するのは今回が初めてだ。

 
リュ教授は「黄禹錫事件は、これまでの理論では説明できない研究不正の総体だった」と回顧した。黄元教授が▼研究を真理探求ではなく社会的な力(social power)を維持する手段として利用し▼自ら操作しようとする意図が強かったし▼同僚の間の監視が行われず▼ノーベル賞プロジェクトなどの誘惑を受けていたということだ。これは科学界が普遍主義、脱利害関係など一般社会とは違った規範を持っているという認識とは相反する姿だったという説明だ。リュ教授は「黄禹錫事件以後、研究不正に対する警戒心が高まったが、実際の研究現場でどれほど実践しているかは別の問題」として「10年前(黄元教授研究室で私が感じた)挫折感が、そのまま残っている研究室が近頃もあるという手紙を時々もらう」と伝えた。

リュ教授の博士論文を指導した ソウル大人文医学教室のキム・オクチュ教授も同日「韓国の生命倫理ガバナンス」をテーマに講演をする。キム教授は「黄禹錫事件後、国内の生命倫理法は他国の学者が驚くほど速いスピードで発展した」として「第2の黄禹錫スキャンダルを防いで教育・審議・監督・調査できる体系を備えた」と評価した。だが「生命倫理を法で規律するには限界がある。文化に根づかせ定着させることが課題」と付け加えた。

実際に韓国研究財団の調査によれば、黄禹錫事件後、国内の多くの大学が研究倫理規定と担当部署を新設した。だが実際の運営は形式的な水準でとどまっている。専門担当職員がいるケースは35%、研究真実性委員会の会議を年1回以下開催したケースが72%だ。財団のイ・ミンホ専任研究員は「研究不正に対する処罰の程度も低い方」としながら「倫理をよく守る研究者にはインセンティブを与え、不正を犯した研究者は強い制裁をするシステムが必要だ」と話した。

フォーラムは31日までソウル大グローバル工学教育センター(28棟)5階大講堂で開かれる。今年、黄禹錫事件に似たSTAP細胞論文ねつ造問題が発覚した日本など外国の学者も参加する。ホームページ(www.ifre.or.kr)にフォーラム関連情報が載っている。

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