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未生・カンタービレなど…漫画原作ドラマ3本、成績表交錯の理由は

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版2014.10.27 17:13
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漫画を原作にしたドラマの序盤の成績表が交錯している。

漫画家ユン・テホの人気同名ウェブ漫画を土台にしたtvNの『未生』は、17日の初回放送から毎回、自らの最高視聴率を更新して高空行進中だ。25日に放送された4回は平均視聴率3.6%の最高視聴率4.9%(以下、ニールセンコリア有料プラットホーム基準)を記録した。

 
一方、日本の人気漫画『のだめカンタービレ』を原作にしたKBS(韓国放送公社)第2テレビの『明日もカンタービレ』の視聴率は残念なものだ。13日の第1回で8.5%を記録した後、第3回まで引き続き下落傾向を見せた。21日に放送された第4回では6.1%で、第3回の5.8%よりも小幅に反騰したが、地上波ドラマとしては期待に及ばない。

日本漫画の原作の同名ドラマであるtvN『ライアーゲーム』は、第2回まで平均1%を超えることができなかった。序盤の機先制圧に失敗して低調な関心を集めている。

検証済みの原作を基盤とした3本のドラマが相反する反応となっている理由は何だろうか。

▼『未生』

『未生』の人気の秘訣は「共感」だ。ドラマの関係者は「つらいサラリーマン生活をして生きていく『韓国人らしい情緒』に忠実だったことが成功の秘訣」としながら「多くの共感を勝ち取って人気を呼んだ原作ウェブ漫画に比べて『残念だ』という酷評を受けないために2年の準備期間を置いた」という。実際のサラリーマン生活にありそうな共感するキャラクターにも制作スタッフの努力があった。関係者は「すべての俳優を監督が直接オーディションでキャスティングした。また新入社員・代理・課長・次長・部長など原作に合うキャラクターをかぶせる過程を長い間かけて慎重に経た」と伝えた。

ドキュメンタリーのようなリアルさもドラマの人気要因だ。ドラマの主な背景になる事務所はセットではない実際の事務所だ。関係者は「劇中の事務所はセットだけでなく、実際のソウルスクエアの建物のある階を借りた。セットでは出せに空間的な現実感を最大化するための措置」としながら「机や椅子だけでなく窓の外に見られる高層ビルなど細かい部分まで没入感を加えている」と伝えた。

▼『明日もカンタービレ』

原作の人気を背負って主演俳優のキャスティング段階から話題を呼んだが、ふたを開けてみたら結果はみすぼらしいものだった。専門家たちは韓日の両国間に存在する文化的かい離感を克服できなかったと口をそろえる。韓国的情緒が加味されていないのが敗因だと分析されている。

これは昨年5月に放映終了したKBS(韓国放送公社)第2テレビ『職場の神』と比較される部分だ。『職場の神』は日本漫画を原作にしたドラマをリメークしながらも同時に非正規職が体験する苦衷と現在の韓国の雇用市場など国内感情と雰囲気を加味して好評を受けた。ラブラインも「韓国スタイル」で新しく作り出して共感を作り出し、良い反応を得た。

▼『ライアーゲーム』

ファンタジー的要素が多い原作に忠実であることよりも変化を試みたが、特有の迫力感を失ったという評価だ。脚本を手がけたリュ・ジェヨン作家は13日の制作発表会で「日本ドラマをリメークしたものではなく、原作漫画をドラマ化した」として「日本ドラマにも原作漫画にはない解釈が込められたように、私たちも私たちらしいカラーを加えるだろう」と明らかにしていた。実際に『ライアーゲーム』は原作漫画や日本ドラマには存在しない「テレビショー」という設定を追加した。キャラクターもハ・ウジン役は少し人間的に、ナム・タジョン役は外柔内剛型にした。カン・ドヨン役が劇の中心に立つよう設定された。また現実的な部分を強調して自然に日本ドラマとの差別化を試みたが「大ファン」を量産した原作に比べミステリーな雰囲気や微妙な緊張感が弱まったという指摘を受けた。

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