「河野談話」消しを露骨化する日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 07:49
日本政府が軍慰安婦強制動員の痕跡を消すため、河野洋平元官房長官の記者会見の発言まで問題視した。最近、外務省ホームページから、「10代の少女までも含む多くの女性を強制的に『慰安婦』として軍に従わせた」という記述が入ったアジア女性基金「拠金呼びかけ文」を削除したのに続く措置だ。河野元官房長官は1993年8月4日、強制動員を初めて認めて謝罪した「河野談話」を発表した後の会見でも強制連行を認めた。
菅義偉官房長官は21日、参院内閣委員会で「河野元官房長官が談話発表の当日、強制連行に関する記者の質問を受け、強制連行を示す資料がない中でそれを認めたのは大きな問題だ」と批判した。また、朝日新聞が「済州島で若い朝鮮人女性を狩り出した」と述べた吉田清治(死亡)の証言関連記事を取り消したことについて、「あたかも強制連行があったような事実に反する認識が韓国をはじめとする国際社会に広がった」と主張した。「日本政府は名誉や信頼の回復を図るべく客観的事実を根拠とする海外広報を徹底的にしている」という話もした。