安倍首相「首脳会談を希望」…韓国「慰安婦問題に進展あるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.22 08:06
金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長兼国家安全保障会議(NSC)常任委員長が21日、青瓦台で谷内正太郎国家安全保障局長に会った。両国外交安保政策の実務コントロールタワー役の2人が会ったのは初めて。
安倍晋三首相の「外交策士」とされる谷内局長は会談で、来月10-11日に中国・北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間に韓日首脳会談を望むという安倍首相のメッセージを伝えたという。しかし金室長は「日韓首脳会談のためには日本軍慰安婦問題に実質的な進展がなければならない」という政府の立場を改めて強調したと、青瓦台の関係者は伝えた。朴槿恵(パク・クネ)大統領は韓日首脳会談の前提条件として慰安婦問題に対する「誠意ある措置」が必要だという意見をすでに何度も明らかにしている。
金室長は会談で「来年の韓日国交正常化50周年を契機に、両国が未来志向的な関係に進めるよう真摯に努力する必要がある」と述べた。そして「何よりも過去の傷を治癒するための日本政治指導者の誠意ある努力が重要であり、特に日本軍慰安婦被害者問題の解決は最も重要な核心懸案」と強調した。