レクサス九州工場で匠に会う…感触だけで0.1ミリの差を把握(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.21 16:30
先月18日、九州のトヨタ宮田工場の最終検査ライン。ある作業者が白い手袋をした手で完成した車の表面を触っている。「車体パネル間の間隔を確認している。0.1ミリ、0.2ミリまではそれぞれS等級とB等級を付けて通過させる。C等級は修正のために生産ラインに送り返す。100台に1台ほどになる」。工場広報担当者の説明だ。
視覚・触覚だけで0.1ミリの間隔を把握する人たち。この工場の「匠」が育てた熟練工だ。匠は手でモノをつくる職人を意味する日本語。体系的な訓練を通じて少数だけが育成される。例えば宮田工場の全職員7700人余りのうち匠は22人にすぎない。また、1991年2月の宮田工場設立後、今まで匠と呼ばれた人も約40人だけだ。