주요 기사 바로가기

レクサス九州工場で匠に会う…感触だけで0.1ミリの差を把握(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.10.21 16:30
0
先月18日、九州のトヨタ宮田工場の最終検査ライン。ある作業者が白い手袋をした手で完成した車の表面を触っている。「車体パネル間の間隔を確認している。0.1ミリ、0.2ミリまではそれぞれS等級とB等級を付けて通過させる。C等級は修正のために生産ラインに送り返す。100台に1台ほどになる」。工場広報担当者の説明だ。

視覚・触覚だけで0.1ミリの間隔を把握する人たち。この工場の「匠」が育てた熟練工だ。匠は手でモノをつくる職人を意味する日本語。体系的な訓練を通じて少数だけが育成される。例えば宮田工場の全職員7700人余りのうち匠は22人にすぎない。また、1991年2月の宮田工場設立後、今まで匠と呼ばれた人も約40人だけだ。

 
宮田工場は本社(豊田市)地区、東北地区とともに日本国内のトヨタ3大生産拠点の一つ。福岡の博多駅から車で1時間の距離にある。団地は車を組み立てる宮田、エンジンを作る苅田、ハイブリッド関連部品を生産する小倉の3つの工場で構成される。トヨタ自動車系列会社であるトヨタ自動車九州が運営している。

トヨタはレクサス生産工程に匠を積極的に活用している。プレミアムブランドにふさわしい品質を維持するためだ。宮田工場は全体レクサス生産の90%を担う。年間生産能力は43万台。一日1750台だ。核心車種はSUVのNX。生産全体の52%を占める。そのほか、CTとRX、ESなどを生産する。韓国で販売されるレクサスもここで生産される。

レクサスの完成車検査基準は他のトヨタの車種より厳しい。この工場で生産されるレクサスは1台あたり5000項目の検査を受ける。またすべてのレクサスは険しい道で走行試験を終えた後に出庫される。全数検査だ。この日も工場の隣にある走行試験場には休む間なく車が出入りした。

試験場には「異音路」という道がある。異常な音が出ないか確認するための道路だ。異音路の長さは300メートルと長くないが、さまざまな地形で構成されている。匠から3カ月間の集中教育を受けた4人の職員が一日800台ほどのレクサスを走らせ、このコースを時速40キロで走る。

匠は職級を意味するわけではない。公式名称でもない。特別な技術と経験を持つ職員を意味する概念的な呼称だ。いま九州工場で活動中の匠22人は各自の職級が別にある。社内ではこの匠を「レクサス機能専門家(LX)」と呼ぶ。自動車生産の主な工程をすべて経験した20年以上の職員で構成される。年齢は50代が中心だ。

◆匠になっても職級・給料に変化なし

匠は先輩が後輩を教える方式で運営される。労働力の搾取などマイナス側面を除去した徒弟システムだ。十分な経歴を積んだ対象者は1週間の特別教育を受けた後に匠として認証を受ける。資格は2年間維持される。匠になっても職級と給与に変化はない。名誉職だ。業務は変わる。一部は最終検査のように品質の責任を負う作業をし、一般職員と一緒に働く。

匠は自分のノウハウを他の職員に伝授する。組立、塗装、ステッチなど各自専門領域に関する教育プログラムを組んで現場を監督する。九州工場では「匠活動」と呼ぶ。韓国トヨタ自動車広報部のキム・ソンファン次長は「標準作業の徹底した教育を通じて作業者全員が明確な基準と目標を持って高品質の生産技能を練磨する過程」と説明した。

宮田工場の匠のうち12人は裁縫専門だ。12人はNXのダッシュボードのウレタン部位にステッチを施す作業と教育、検査を担当している。革とは違いウレタンはきちんと開いて作業することができない。3次元の立体形状に沿って上下しながら裁縫しなければならない。手足を精巧に動かして作業の速度と形を調節するのが核心だ。高度な集中力が要求される。

12人の匠は3カ月間の集中教育と訓練を経て実際の作業に投入された。選抜条件は厳しい。テストの開始は折り紙だ。90秒以内に利き手とは別の手で紙を折って猫を作らなければならない。匠らは10段階の体系的教育プログラムも考案した。自分たちに代える腕を持つ職員を育成するためだ。 (中央SUNDAY第397号)


レクサス九州工場で匠に会う…感触だけで0.1ミリの差を把握(2)

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP