中低価格スポーツウェアでユニクロ超える…韓国大手流通企業イーマートの攻勢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.16 10:47
イーマートがSPA市場に本格的に参入する。イーマートは15日、「韓国のSPA市場で初めて投入するスポーツラインをはじめ全分野にわたり製品を出し、1位のユニクロを追い越す」と明らかにした。また、イーマートは独自SPAブランド「デイズ」の2023年の売り上げ目標を1兆ウォンと発表した。香港、ベトナム、モンゴルに進出する方針も立てた。
この日イーマートが公開したデイズの昨年の売り上げは3200億ウォンだ。ユニクロの7000億ウォンの半分に満たないが、世界のSPA市場1位のZARAの2300億ウォンを上回った。世界的SPAブランドと第一毛織、イーランドのようなファッション企業を押しのけ韓国のSPA市場で2位だ。今年の予想売り上げは4000億ウォンだ。
イーマートが「デイズ1兆ウォン時代」のための差別化戦略として掲げたのは、ヨガ、フィットネス、ランニングのような運動をする時に着る中低価格のスポーツウェアだ。余暇と健康を重視する傾向が強まり、韓国のスポーツウェア市場は毎年10%台の成長率を記録し、昨年は9兆5000億ウォン規模となった。ファッション市場成長率の約2倍だ。特にイーマートでは今年に入りスポーツウェア販売が150%増加している。しかしナイキやアディダスのような有名スポーツブランドが大部分で、生活の中でスポーツをする時に気軽に着られる中低価格製品が韓国にまだないということから「SPAスポーツウェア」に着眼した。新しい市場を開拓する「ブルーオーシャン戦略」を選んだのだ。