【社説】大腸菌シリアルとは…消費者を愚弄しているのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.16 10:39
食品医薬品安全処は14日、東西(トンソ)食品のシリアル製品「ポスト・アーモンドフレーク」「グラノーラ・クランベリーアーモンド」「オレオ・オズ」「グラノーラ・パパイヤココナッツ」など4品目、計125トンの流通・販売を暫定禁止した。自己品質検査過程で大腸菌群が検出された製品を廃棄せずに再び生産ラインに戻して殺菌後、正常製品に混ぜて完成品として販売したという情況にともなう措置だ。
東西食品側は、大腸菌群は食中毒菌とは違って加熱すれば殺菌できる上、完成品を再検査して問題がなかった場合にのみ販売したので規定違反はしていなかったという立場だ。だが食薬処は「大腸菌群が検出された非適合原料を、ほかの食品の原料として使うのは法規違反」としながら「完成品が不適合ではないかどうかの可否を最終確認するまで流通販売を中断させる」と明らかにした。この事件を捜査中のソウル西部地検不正食品製造業者合同捜査団(イ・ソンヒ団長)はこの日、東西食品の忠清北道(チュンチョンブクド)の鎮川(ジンチョン)工場を家宅捜索して「自己品質検査」の関連書類などを確保した。