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金正恩、40余日ぶりに公開活動…杖をつきながらの登場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.14 10:29
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が杖をつきながら40余日ぶりに公開活動を再開した。1カ月前に足首の関節異常で手術を受けた金正恩(中央日報13日付:「金正恩は平壌の別荘でリハビリ中、1カ月前に両足首を手術」)が完工した衛星科学者住宅団地を現地指導したと朝鮮中央通信が14日、報道した。同通信は金正恩の現地指導日を明らかにしはしなかったが、前日の活動を報道する慣例からすると現地指導は13日に行われた可能性が高い。

労働新聞が1面に掲載した写真の中の金正恩は左手で杖をついて立っている。同通信は「敬愛する金正恩同志が、新たに次々と完成する衛星科学者住宅地区を現地指導された」という題名の記事で、金正恩が住宅地区を見学しながら「本当に素晴らしい。不思議な風景だ、建築美学的によく建設されている」など、大きな満足を示したと伝えた。

 
この日の現地指導には黄炳瑞(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、崔泰福(チェ・テボク)・崔竜海(チェ・リョンヘ)党秘書、韓光相(ハン・グァンサン)党財政経理部長、キム・ジョングァン人民武力部副部長など実力者の側近要人が金正恩を遂行した。

続いて住宅地区内にある託児所、幼稚園、学校および菜園、体育公園などを見学したと伝えた。衛星科学者住宅地区は24棟の家や学校、病院、託児所、幼稚園、各種便宜奉仕施設をはじめとする公共建物、公園で構成されている。金正恩は人民軍軍人と建設者に会って「約束した期間に最上の水準で立派に住宅地区を完工した」と話した。金正恩は今年初め、衛星科学者住宅地区建設を指示して党創建記念日である今月10日までに完工を促していた。朝鮮中央通信は金正恩が同日、この住宅地区を建設した理由について「我々の建築術を誇示しようというものではなく、科学者が何の不便もなく科学研究事業に専念するようにするため」と話した。同日、金正恩は住宅地区に入居する科学者らと3回にかけて記念写真を撮った。

金正恩は先月3日、牡丹峰(モランボン)楽団の新作音楽会観覧が報じられて以降、この日まで公開席上に姿を表わさなかった。北朝鮮朝鮮中央テレビは先月25日、金正恩の記録映画で彼について「ご不便なお体」と言及し、健康不安を公式確認した。中央日報は今月13日付で、金正恩は足首関節異常による手術を受けた後、回復中であると報道した。韓国と米国の情報消息筋を通じて報道された同日の記事によると、金正恩は手術後は平壌(ピョンヤン)北側のジャモ山特閣(専用別荘)に滞在しながらリハビリ治療を受けていて、夫人の李雪主(リ・ソルジュ)と妹キム・ヨジョンが一緒に過ごしている。

対北朝鮮情報に詳しい核心関係者は12日、「金正恩は先月中旬、平壌烽火(ボンファ)診療所でフランスの医師から両足首の関節の手術とともに足の裏のむくみと水ぶくれに対する外科的治療を受けた」とし「当時、海外医療スタッフの訪朝や烽火診療所の車両集結状況などを総合して判断した結果、統治活動にはいかなる異常もないと把握された」と述べた。この関係者は「噂が広まった死亡・危篤説はすべて根拠がない」とし「外科手術以外に他の深刻な疾患があるという情報はまだない」と話した。

また、この関係者は「手術後ギブスをした状態なので住民に見せにくいと推定される」と話した。また、金正恩の権力掌握異常説についても「ジャモ山特閣には金正恩が司令官である最高司令部の地下バンカー指揮所がある」とし「軍部の掌握など統治活動に問題はないようだ」と話した。情報当局は黄炳瑞軍総政治局長をはじめとする権力の核心側近が特閣を訪問して懸案を報告し、決裁を受けているとも明らかにした。

金正恩が杖をつきながら現れたのは、自身をめぐる内外のさまざまな観測が乱舞したのを意識して、健在ぶりをアピールするためのものと見られる。

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