今回はマララさん…「ノーベル平和賞は論争を呼ぶ賞」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.13 08:21
歴代最年少ノーベル平和賞受賞者に選ばれたパキスタンの少女マララ・ユスフザイさん(17)は自叙伝『私はマララ』にこのように書いた。「弟のクシャルは姉が何をしたからといって世界的な注目を浴びるのかと心配している」。9日(現地時間)のノーベル平和賞発表を見て、こうした疑問を抱いたのはクシャルだけではないようだ。マララが立派な人物でないからではなく、ノーベル平和賞の選定基準と過程のあいまいさのためだ。
平和のアイコン格であるマハトマ・ガンジー(1869-1948)も受けていないノーベル平和賞をめぐり、米言論人ジェイ・ノルディルリンガーは『平和だと彼らは話す』で「ノーベル平和賞は最も有名で、最も論争を呼ぶ賞」と述べた。ガンジーは5回も候補に指名されたが、受賞者と発表される数日前に暗殺された。