まずは半導体…サムスン電子の次の一手は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.07 09:38
「これまでの成功が慢心と安逸さを生んだ」。
第3四半期のサムスン電子業績速報値発表を1日前にした6日、サムスングループ役員が打ち明けた告白だ。偶然にもこの日はサムスン電子が京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の産業団地に15兆6000億ウォン(約1兆5875億円)を投資して世界最大規模の最先端半導体ラインを建設すると発表した日だ。このように天文学的な規模の投資計画を出したが実際のところサムスン電子のムードはこれまでになかったほど暗い。
過去3年間に最悪の成績表を受けたのが問題ではない。悪化した状況を反転させられるだけの劇的なカードをまだ見つけられていないからだ。こうした中、節目ごとに“危機論”を掲げバランスを取った李健熙(イ・ゴンヒ)会長まで病床に伏しており、サムスン電子社員の間では「今回が本当の危機」という話が出るほどだ。