ノーベル医学生理学賞にオキーフ教授ら3人…脳内GPS解明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.07 08:29
私たちは位置をどのように認識するのだろうか。ある場所から別の場所へどのように道を探して行くのだろうか。このような情報をどのように頭の中に保存し、道をすぐに探すことができるのか。このような疑問に対する答えを見つけたジョン・オキーフ英ロンドン大学教授(75)とノルウェー科学技術大のマイブリット・モーセル教授(51)、その夫のエドバルト・モーセル教授(52)が、今年のノーベル医学生理学賞を受賞した。
スウェーデンノーベル委員会は6日、「脳内のGPS(全地球測位システム)を発見し、人が位置と方向を把握して道を探していく原理を究明した功労が認められる」とし、3人をノーベル医学生理学賞の受賞者に選定したと明らかにした。オキーフ教授は米国・英国の2重国籍者であり、モーセル夫婦はノルウェー出身。夫婦でノーベル賞を受賞したのは今回が歴代5回目となる。
オキーフ教授は1971年、マウスの実験を通じて位置によって海馬の神経細胞が異なる形で活性化するのを発見した。部屋の中のA地点にいる時はB細胞が、C地点にいる時はD細胞が活性化するというようにだ。オキーフ教授はこうした「場所(place)細胞」が周辺環境に対する「地図」を描き出すという事実を明らかにした。