金寛鎮（キム・グァンジン）青瓦台（チョンワデ、大統領府）国家安保室長は４日、南北会談が行われる仁川松島オークウッドホテルへ行き、「まだ（金正恩第１書記）書簡を受けたものはない」と述べた。金室長はこの日、オークウッドホテルで記者の質問を受け、「北側の人たちとはまだ面談をしていない。会談場所に行って北側代表団と会う予定」とし、このように伝えた。続いて「対話は始まってこそ分かる」と話した。

一方、この日の会談は午後１時５０分に仁川市庁前の迎賓館で始まった。韓国側からは金寛鎮（キム・グァンジン）国家安保室長、柳吉在（リュ・ギルジェ）統一部長官、金南植（キム・ナムシク）統一部次官、金奎顕（キム・ギュヒョン）青瓦台国家安保室第１次長、洪容杓（ホン・ヨンピョ）青瓦台統一秘書官、ハン・ギボム国家情報院第１次長、千海成（チョン・ヘソン）南北会談本部長、実務者１人の８人が出席した。

北朝鮮側からは黄炳瑞（ファン・ビョンソ）軍総政治局長兼国防委副委員長、崔竜海（チェ・リョンヘ）労働党書記、金養建（キム・ヤンゴン）党統一戦線部長兼対南担当書記、キム・ヨンフン体育長官、ソン・グァンホ北朝鮮オリンピック委員会副委員長ら７人が出席した。

金養建書記は会談前のあいさつで、「今回の訪韓が南北関係の改善に良い機会になればいい」と述べた。