<アジア大会>ソン・ヨンジェを苦しめる「悪質コメント」、金メダルで抑えられるか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.03 10:24
アジアにソン・ヨンジェ〔20、延世(ヨンセ)大〕のライバルはいなかった。「新体操の妖精」ソン・ヨンジェが韓国新体操史上初めてアジア競技大会で金メダルを獲得した。ソン・ヨンジェは2日、仁川(インチョン)南東体育館で開かれた仁川アジア競技大会の個人総合決勝でこん棒(18.100点)、リボン(18.083点)、フープ(18.216点)で1位になった後、ボールでも17.300点をとって計71.699点でトウ森悦(中国・70.332)を上回った。
2010広州大会で銅メダルだったソン・ヨンジェは、4年間で実力が大きく伸びた。こん棒・リボン・フープで「夢の点数」という18点以上をマークした。ボールでは高得点を逃したが大勢には支障がなかった。トウ森悦は「ソン・ヨンジェのライバル」というには点数差(1.367)があまりも大きかった。
ソン・ヨンジェは「韓国で新体操の金メダルを取るのは想像もできなかったことだ。授賞台で太極旗が揚がり愛国歌が流れると(苦労して)練習した時間を思い出した。今大会では最高のコンディションで完成度の高い演技をしたと思う」と言ってにっこり笑った。競技場に集まった7000人余りの観衆は、ソン・ヨンジェが飛び上がるたびに叫び声を上げて応援した。水泳の朴泰桓(パク・テファン、25)も観覧席から拍手を送った。