韓国金融委員長「今月中に株式市場活性化対策発表」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.03 08:04
申斉潤(シン・ジェユン)金融委員長は2日、セヌリ党最高委員会に出席し、「銀行貸出金利動向および今後の対応方向」を報告した。金融委員長が与党の最高委員会に出席して金融懸案を報告するのは異例。金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表の要請で、申委員長が「韓国銀行(韓銀)の政策金利が引き下げされたが、一部の都市銀行の金利が引き上げられた理由」を説明する場だった。申委員長は「金融委員会が株式市場活性化対策を(準備)している」とし「10月中に発表することになるだろう」と述べた。また「関連法案が伴うが、国会でうまく処理してほしい」と要請した。
申委員長が与党最高委員会でこのように株式市場活性化対策について説明したのは、最近の国内金融市場の動きが尋常でないからだ。ドルが欧州・日本など主要国の通貨に対して値上がりする「スーパードル」の余波で、前日のKOSPI(韓国総合株価指数)が79日ぶりに2000を割ったのに続き、この日も1970まで落ちた。この日、KOSPIは前日比15.38ポイント(0.77%)安の1976.16で取引を終えた。これは6月23日以来の安値。
国内株式市場で時価総額1、2位のサムスン電子と現代自動車はともに今年(52週)の最安値を更新した。ドル高に加え、実績不振懸念(サムスン電子)と韓国電力敷地の高価購入(現代車)などが重なり、両社の株価は大きく落ちている。