恐怖に包まれた御嶽山山小屋…冷静な対処で50人を救った支配人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.01 08:40
先月27日に発生した長野県の御嶽山(3067メートル)噴火当時、山小屋の支配人の原則遵守と責任感が多数の登山者を救ったと、テレビ朝日など日本メディアが報じた。
主人公は御嶽山の山頂付近にある山小屋「二ノ池本館」(海抜約2900メートル)の支配人、小寺祐介さん(34)。小寺さんが雷のような爆発音を聞いたのは午前11時53分。付近にいた数十人の登山者は悲鳴をあげながら山小屋に押し寄せた。外は火山灰を含んだ煙が空高く上がっていた。すぐそばが噴火口だった。
小寺さんはひとまず山小屋の食堂に登山者を移した。しかし噴石が屋根に落ち、トイレの天井が崩れ落ちた。登山者の恐怖はピークに達した。小寺さんは登山者を屋根が二重になった場所に移した。そして規定に基づき室内にあった黄色い安全ヘルメットを登山者約50人に配った。「ここなら屋根が頑丈なので大丈夫。安心してさい」。