<韓国遊覧船事故>海洋警察より事故現場に先に到着した180人「住民救助隊」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.01 08:29
30日午前9時14分、全羅南道新安郡紅島の船着き場。遊覧船の事務室に設置されたスピーカーからサイレンの音が鳴った。船の事故または火災の発生を知らせる非常信号だった。すぐに「遊覧船が座礁した。出動の準備をしてほしい」という声が流れた。5分も経たないうちに村の住民約180人が埠頭に集まった。このうち約30人が小型ボート10台ほどに分かれて乗り、事故地点へ向かった。埠頭にあった遊覧船8隻と漁船10余隻も後について出動した。
事故地点では171トン級の遊覧船バカンス号の船首が暗礁に乗り上げた状態で、乗客105人と乗務員5人が救助を待っていた。現場に到着した住民たちは遊覧船と漁船をバカンス号の横につけて乗客を移した。小型ボートは乗客が海に落ちた場合に救助するため周辺で待機した。