【中央時評】韓米の対北朝鮮政策、これでいいのか?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.30 11:39
結局、対北朝鮮制裁を武器にした韓米の対北朝鮮政策は失敗した。この政策が続けば韓国はまもなく核兵器をさらに高度化させた北朝鮮と対面することになり、共同繁栄の代わりに恒久的な南北対決構造の中に陥って生きることになるだろう。もはや政策転換が避けられない時に達したのだ。
まず韓米は、北核問題を解決するためにそれまで自身が主張していた論理と中国に対する期待が合理的であり正確だったのか省察して政策を修正しなければならない。6カ国協議をいち早く再開して北核凍結→廃棄につながる長期的で段階的な戦略の中から現実的に問題を解決していくべきだ。北朝鮮の誠意は6カ国協議に入って問い詰めれば良いことだ。実際、韓米両国首脳は2010年初めも北朝鮮の無条件での6カ国協議復帰を要求したことがある。今は主導的に政策転換をする意志も能力も喪失したと見られる米国政府の代わりに韓国政府が先に出る必要がある。