世界憲法裁判会議の第３回総会が２８日から４日間にわたりソウル市内のホテルで開かれる。今回の総会の主題は「憲法裁判と社会統合」だ。１００カ国余りの憲法裁判機関代表と国際機関トップ３５０人余りが韓国に集まり憲法を通じて社会的対立を解決する道を模索するものだ。

ベニス委員会のブキッキオ事務局長はこの日の記者会見で、「世界各地で経済危機による社会対立が深まり、社会統合はとても重要な共同の主題になった。こうした状況にどのように対処するのかを求めるのが今回の総会の目的だ」と話した。

世界憲法裁判会議は民主主義、法治主義、人権保護に向けた憲法裁判制度活性化のために２００９年に創立された世界の憲法裁判機関の最高位級会議体だ。今年の総会は２０１１年９月に規約を整えた正式会議体としてスタートしてから初めて開かれる行事だ。

南アフリカ憲法裁判所長、ドイツ連邦憲法裁判所長、ロシア連邦憲法裁判所長、フランス憲法委員会委員長ら世界の憲法裁判の権威者が今回の行事のために訪韓した。３０日にブキッキオ事務局長の主宰で全体討論を行ない、閉会式では「ソウル声明」を採択する予定だ。