「韓国の盤亀台岩刻画、人類が記念する価値ある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.23 14:44
蔚山広域市蔚州の盤亀台岩刻画(国宝第285号)を世界文化遺産として登録するには何をしなければならないのか。世界遺産の評価・監視専門家でありユネスコ文化遺産プロジェクト諮問委員を務めるアルフレッド・コンティ氏(61)は「韓国人全員の持続的な関心と責任意識がカギ」と述べた。
24日にソウル国立古宮博物館で開かれる「蔚州大谷川岩刻画群国際シンポジウム」でテーマ発表をするため訪韓したコンティ氏は、「世界文化遺産の登録はその国の喜びであると同時に、全人類とその遺産を共有する義務を負うという点を忘れてはならない」と強調した。
アルゼンチン出身のコンティ氏は現在、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)副会長で、2010年1月に世界遺産暫定目録に登録された「大谷川岩刻画群」に大きな関心を表した。ICOMOSは世界遺産を登録して管理する国際的専門家の非政府組織(NGO)でありユネスコ公式諮問機構。公人ではなく個人の立場で出す意見であることを前提に、コンティ氏は盤亀台岩刻画の水位変化問題に関心を持っていると述べた。