「この土地逃せば機会ない」10兆を自ら決めた現代車会長(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.19 11:47
「お金の問題ではない。」
鄭夢九(チョン・モング、76)現代自動車グループ会長は金額を提示した実務陣に手を振って拒絶を示した。実務陣は下限4兆4000億ウォン(約4598億円)、上限5兆1000億ウォンの3種類のカードを提示した。サムスングループの動向に関する報告もした。しかし鄭会長は注視しなかったという。皆が「誰がいくらと書くだろうか」ということに神経を尖らせている頃だった。鄭会長は自ら金額を言った。ソウル三成洞(サムソンドン)韓国電力公社敷地入札価格の10兆5500億ウォンはこのように決まった。鄭会長の基準点は投資利益ではなくグループの未来であった。皆が驚いた入札価格は、だから可能だった。鄭会長は「今この土地を逃せば今後機会がない」と言ったという。鄭会長が描く未来はグループの顔を「蔚山(ウルサン)工場」から「江南(カンナム)グローバルビジネスセンター(GBC)」に変えることだ。ただ車をたくさん作る会社でなく現代車を信頼を受けるブランドにすることは現代車が長い間解くことが出来なかった宿題であった。