【時論】韓国政界は景気悪化の深刻さを知っているのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.17 11:22
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相が先月末、「韓国はデフレ初期段階に来ている」と話したことを受け、これをめぐり甲論乙駁が続いている。まだ日本のように消費者物価指数はマイナスまで下がっていないがなぜデフレかとの反論が出ているのだ。どちらの話が正しいかは今後を見なければわからないが、デフレ初期段階という話が出るほど体感景気が悪いことは否定できない。
ソウル・麻浦(マポ)で食堂を運営する54歳のイ・オンテさんの場合を見よう。彼は25日から周辺の食堂より30%ほど安いメニューを主力商品として出そうとしている。豚バラ肉は180グラムで1万ウォン、スケトウダラが1匹まるごと入ったスープのトンテタンは6000ウォンだ。大きく落ち込んだ売り上げを回復するための背水の陣だ。