イ・ビョンホン（４４）を脅迫した女性モデル側が「交際していた関係だった」と主張し、事件が新たな展開に向かっている。

イ・ビョンホンを脅迫したモデルＬ（２５、女）の弁護人はあるメディアのインタビューで、「以前から何度か会ってきたイ・ビョンホンが別れを告げたため、偶発的に犯行に及んだ」と主張した。

報道によると、モデルのＬは約３カ月前にイ・ビョンホンと知り合い、ソウル江南区の自宅でも何度か会った。イ・ビョンホンから８月ごろ「もう会うのはやめよう」と言われて心に傷を負い、動画を利用して脅迫したと主張している。

これに対しイ・ビョンホンの所属事務所ＢＨエンターテインメント側は韓国日刊スポーツに対し「話にならない」とし、Ｌ側の主張に全面的に反論した。事務所側は「Ｌ側の主張は警察の調査の結果と全く違うとんでもない内容。今回の事件を計画的な犯罪ではなく偶発的な犯罪として刑量を減らそうという意図」とし「明確に事前に徹底的に計画された犯罪だ。偽りの主張に対して強硬対応をとる方針」と説明した。

モデルのＬとガールズグループＧＬＡＭのダヒはイ・ビョンホンと一緒に酒を飲んで話を交わす場面をスマートフォンで撮影し、「５０億ウォン（約５億円）を出さなければわいせつな動画をインターネットに流す」と脅迫した。イ・ビョンホンは直ちに警察に告訴し、警察は１日、ダヒの自宅付近で２人を検挙した。

警察は２人のスマートフォンやノートブックを押収した後、当時の動画を確保し、ソウル警察庁サイバー捜査隊に動画分析を依頼した。３日、２人の令状実質審査（拘束前容疑者尋問）を担当したソウル中央地裁のキム・スンジュ令状担当判事は「犯罪容疑が重大であり、拘束の理由と必要性が認められる」として恐喝未遂容疑で拘束令状を発行し、１１日に江南警察署は２人を検察に送検した。