【噴水台】高齢者が幸せでなければいけない理由=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.10 08:54
秋夕(チュソク、中秋)連休の短い日程で日本に行って、新造語を1つ学んだ。「ヤンジイ(yanG)」という単語だが、「やんちゃジジイ」を略した語だという。だだをこねる、あるいはいたずらを意味する「やんちゃ」に、おじいさんを意味する「ジジイ」を合わせた言葉で、「いたずらっ子なおじいさん」ぐらいになるだろうか(グーグルでは「乱暴な夫」と翻訳する)。60代以上、老化に屈せず人生を楽しむ日本の新老年層を意味するが、9月に彼らのための雑誌が創刊されるというニュースがあちこちで流れた。この雑誌サイトに入ってみると、素敵なスーツで着飾ったおじいさんの写真と共に、こんな文が記されている。「いつまでもジジイ、おしゃれでやんちゃがいい!」
一見、生活水準が似ているように見える韓国と日本だが、高齢者たちの生活だけは明らかに異なっていると思われる。下落したウォン-円為替レートのおかげで旅行中に東京銀座にある有名デザートカフェに立ち寄った。ブレンドコーヒー1杯が1000円(約1万ウォン)を超えるこの店。お客さんは私のような外国人をのぞいてほとんどが60代以上の高齢者たちだった。隣の席では80歳にはなるような白髪の老夫婦が、ゆったりとブランチを楽しんでいる。多くの店の入口には「15日の敬老の日、プレゼントを」といった文面がついていた。日本は毎年9月15日を敬老の日(公休日)とし、その週を「シルバーウィーク」に決めているが、「長年社会につとめた高齢者を敬愛して長寿を願う日」だ。