「和牛」に負けない、40年の努力と意地で生み出した「名品韓牛」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 14:04
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全羅北道井邑市(チョンラブクド・チョンウブシ)のオソングリーン農場で農場主キム・サンジュンさんと長男ミンさん、次男ウクさんが青麦を発酵させて作ったエサを韓牛に与えている。
自身の韓牛肉を自ら「名品」と呼んだ。今年の秋夕(チュソク、中秋)を前に、3キロ120万ウォン(約12万円)の肉のセットを出した。ソウルの一流ホテルで販売する牛ヒレ肉・胸肉・チェクッ(背後ろの肉)・霜降り肉・ブチェサル(肩ロースの一部)などのギフトセットだ。100グラムで4万ウォン、昔の言い方で表現すれば一斤(600グラム)で24万ウォンだ。普通の1++等級の韓牛よりも3倍以上高い。単にホテルで売るという理由で高いのではない。同じ部位・同じ肉質の肉は、彼が直接運営する販売場でもそれに劣らぬ価格をつける。
全羅北道井邑市(チョンラブクド・チョンウブシ)のオソングリーン農場のキム・サンジュンさん(59)。彼は40年前、高校卒業直後に韓牛を育て始めた。祖先が突然亡くなって受け継いだ牛1頭がその第一歩だった。キムさんは「最初は運が良かった」と当時を振り返った。融資を受けて小牛を買おうとする頃、小牛の値が暴落した。育てて売って利益を残しては飼育頭数を増やした。10年余りで100頭を超える牛を育てることになった。
「その時は肉質には特に気をつかわなかった。そのうちに日本に行ってみて和牛が韓牛の10倍以上の価格だというのに衝撃を受けた」。