日本、60歳以上の新入生には授業料半額の大学も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.05 11:37
福祉先進国は主に大学が6074(60~74歳の高齢者)教育を担当している。こうした機能をするのに大学ほど適した所は他にないと考えるためだ。
世界最高齢国家である日本は大学が奨学金などの各種恩恵で団塊世代を配慮している。団塊世代は第2次世界大戦直後である1945年から53年の間に生まれたベビーブーム世代だ。新聞社に40年間勤めて引退した関根房雄さん(67)は2年前に再び勉強を始めた。明治大学大学院シニア新入生に選ばれた。一般的な大学院課程ではなく60歳以上のみ別途選抜する課程だ。関根さんは「若い学生と一緒に勉強することが楽しい」とし、「私はラグビーが好きだが、大学のラグビーの試合を思う存分観覧して応援できて幸せだ」と話した。
山口県の徳山大学は2008年から「シニア世代特別支援制度」を運営している。60歳以上の新入生には4年間の授業料を50%割引して別途の入学制度を設けた。筆記試験がない。30分面談して学びに対する熱意と学業への意志を確認するのが全部。東京経済大学は経営学、コミュニケーション学、現代法学など3学科のシニア修士課程を運営中だ。普通、修士は2年間だがシニア課程は3年または4年で弾力的に運営する。2年を超えても授業料を大きく引き上げない方式で学費負担を抑えた。昨年はシニア博士課程もスタートした。35年間雑誌を製作してシニア初の博士に挑戦した芳野政明さん(67)は「退職すれば余裕ができると思ったが、もっと忙しい」と言い、「70歳前に終えるのが目標」と話した。