【時視各角】韓国人、睡眠削って働いているのになぜ?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.03 10:01
以前、英国フィナンシャルタイムズ(FT)が経済協力開発機構(OECD)の統計を引用して韓国の珍現象を報道したことがある。韓国の労働者の睡眠時間(7時間49分)は調査対象18カ国中で最も短いが、労働時間(2237時間)は2位で、加盟国平均よりも393時間も多く、労働生産性は平均の66%水準だというものだ。睡眠も削って働いているのに生産性はなぜこんなに低いのかということだ。実際に長く仕事をする勤勉な労働者の1人あたりの労働生産性はOECD33カ国中28位、1位のノルウェーと比較すれば3分の1水準だ。統計だけ見れば「1人で100人力」どころか「1人で3分の1」にしかならないのが韓国の労働者競争力の現状だ。
もちろん労働時間が長いのは、自営業者が多いために生まれた錯覚だなどという弁解はある。だが企業部門の効率が落ちるという点は、企業自らも認める。LG経済研究院は最近、このような非効率事例を挙げて韓国企業の問題を「勤勉な非効率」と指摘する報告書を出した。