【社説】9月の通常国会も空転させるのか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.31 13:12
あすから9月の通常国会が始まる。だが、残暑を色あせさせるほど冷え込んだ政局のため見通しは決して明るくない。鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が1日の通常国会開幕式招集公告を出し、新政治民主連合も開幕式には参加するという立場を明らかにしたが、その後の議事日程は依然として不透明だ。こうしたことでは通常国会すらただ空転するだけにならないかという懸念が高まっている。
国会の空転はきのうきょうの話ではない。7月に続き8月の臨時国会も1件の法案すら処理できないまま無気力に終わった。空転国会という批判の中で新政治民主連合の要求により22日に招集された10日間の国会は本会議を1度も開くことができなかった。25日から個別に進めるという国政監査はうやむやになり、2013年度決算案も今月末の法定期限を過ぎることになった。証人採択議論ばかり繰り返したセウォル号国政調査特別委員会もやはり聴聞会すら開けずに終了した。国会に係留されている130件余りの民生法案から目をそらしたままセウォル号特別法をめぐる攻防の中でいたずらに時間ばかり過ごしてしまったのだ。5月8日に並んで就任したセヌリ党の李完九(イ・ワング)、新政治民主連合の朴映宣(パク・ヨンソン)院内代表は、「やったことはせいぜい4カ月近く“立法ゼロ”の国会を放置したことだけか」という非難を受けて当然だ。