地下も定期検査が必要…衛星でシンクホールを防ぐ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.29 17:30
地質調査専門のS社が2012年、ソウル江南大路の良才駅6番出口前の道路を地表面透過レーダー(GPR=Ground Penetrating Radar)で撮影したところ、驚くような結果が出た。江南駅方向7車線の地下1メートル地点に空洞または地盤沈下と推定されるところが見つかった。西大門駅の交差点にある新韓銀行前の道路の地下1.5メートルでも空洞と推定される反射信号が探知された。ソウル市全域で28カ所を調査した結果、14カ所で空洞、地盤沈下など地下空間の異常兆候が確認された。
市は昨年初め、GPR1台を導入し、道路整備計画を大々的に広報した。しかし5日、松坡区石村地下車道でシンクホールと空洞6カ所が相次いで発見され、体面を汚すことになった。「年に1回の定期身体検査を受けるように、地下空間に対する定期検査が行われるべき」と専門家が助言する理由だ。関東大のパク・チャングン教授(土木学科)は「シンクホールや空洞による人命・財産被害最小化のために、地盤沈下を確認する技術の開発に力を注ぐ時」と指摘する。