下水管だけで12万キロ…統合管理する「地下地図」がない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.28 16:29
ソウル松坡区の蚕室(チャムシル)一帯(新川洞・蚕室洞)は、汝矣島(ヨイド)のように漢江(ハンガン)の島だった。1971年に漢江埋立事業が進み、島だった蚕室が陸地とつながった。水が流れていた漢江の南側(松坡川)を埋め、川の中にあった蚕室島とブリ島をつないだ。
その後、80-90年代の蚕室地区総合開発計画で、蚕室一帯1100万平方メートル(約340万坪)は大きく変化した。石村湖は以前にあった松坡川の跡だ。埋立地である蚕室の沖積層(砂・砂利)の厚さは約20メートルと、ソウルの他の地域に比べて厚い。深くまで掘り下げてこそ丈夫な岩盤層が出てくるということだ。
このような地質構造は最近、蚕室の石村湖近隣でシンクホールや大型空洞が相次いで発見されている理由の一つと分析される。