【時論】法王の訪韓、北東アジア平和の契機に(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.14 17:25
フランシスコ法王が今日から18日まで韓国を訪問する。法王は2000年の歴史を誇るローマカトリック教会の首長、世界で最も大きな影響力を持つ人物として知られている。フランシスコ法王はイエズス会出身の最初の法王にもかかわらず、カトリックの歴史上初めてアッシジの聖人フランシスコの名前を自分の法王名に選択した。フランシスコは「貧者の聖人」だ。フランシスコ法王はこの1年5カ月間、現代社会の疎外された弱者と暗くて低いところに目を合わせ、初期教会の姿を忠実に実現した。権威を捨てて近づいて疎通する行動を通じて、フランシスコ法王は宗教を超越し、全世界の人の心をつかんでいる。
フランシスコ法王は昨年7月にブラジル、今年5月に中東を訪問し、3度目の海外訪問国でありアジア最初の訪問国に韓国を選択した。今回の訪問はカトリックアジア青年大会出席と朝鮮時代の殉教者124人の列福式のためだ。しかし平和と和解の使徒として法王が残すメッセージと訪韓活動は、韓半島(朝鮮半島)と北東アジアに重要な意味を持つことになるだろう。