<法王訪韓>「カトリックの未来、アジアで探す」…ロックスター法王の挑戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.14 10:43
フランシスコ法王の韓国歴訪には中央日報を含む全世界の有力報道機関記者70人余りが同行した。法王の就任後初めての歴訪なので注目された昨年7月のブラジル、そしていつも世界的論議を呼び起こすイスラエル・パレスチナを含む今年5月の中東訪問に次ぐ規模だ。前任のベネディクト16世法王が2010年に英国を訪問した時の取材陣が10人余りだったことと比較すると取材熱が熱い。法王庁では「前の2度の訪問の時より多くの120人ほどが志願したが70人に減らしたもの」と明らかにした。
世界のメディアは法王の訪韓の意味を集中的に分析した。法王の人気がロックスターと似ているとし、彼を「ロックスター法王」と称したAP通信は「今回の訪韓後、法王が来年1月にスリランカ・フィリピンを訪問する予定」と、「アジアはカトリックの未来」と伝えた。BBC放送は「法王がアジアで最も大きい試験台の上に立った」と報道した。アジアが事実上カトリック不毛の地である点を表したのだ。全世界人口72億人中61%の44億人がアジアに住んでいるがカトリック信者のうちアジア人は12%だけであり、その上大半はスペインの支配を受けたフィリピンに集中している現実を指摘した。反面、韓国は1990年に比べてカトリック信者数が2倍に増えて現在540万人に達しており、毎年10万人が新たに洗礼を受けているという点を強調した。
CNN放送は「韓国教会は小さいが世界でも強い成長の勢いを見せているというのが今回の法王訪で浮き彫りになるだろう」と分析した。ウォールストリートジャーナルは「法王歴訪で(韓国の)自然発生的ながらも積極的な布教がカトリックが相対的に困難を経験している国々にとって教訓になるだろう」とし、「カトリック教会がアジアで成長する契機になることができる」と評価した。