セウォル号遺族、慰安婦のおばあさん…慰めの言葉心待ちに(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.12 15:29
500万人のカトリック信者をはじめとする多くの韓国人がフランシスコ法王を待っている。その中にはより一層首を長くして法王の訪問を待ちこがれる人々がいる。セウォル号惨事犠牲者遺族、陰城(ウムソン)の「コットンネ(花の村)」住民、日本軍慰安婦被害者、双龍(サンヨン)自動車解雇者、済州(チェジュ)の江汀マウル(カンジョン村)の住民…。法王は彼らに自ら会って傷を慰める計画だ。彼らの声に耳を傾けて痛みを共にする愛と平和の世の中を夢見る時間、法王が私たちにあたえる大切な贈り物だ。
法王は15日、セウォル号事故生存学生と遺族に会う。大田(テジョン)ワールドカップ競技場で開かれる聖母被昇天の大祝日のミサの後、競技場内に用意される臨時提案室で彼らと面会する。参加人員はまだ確定していない。法王庁報道官のロムバルディ神父は「法王が遺族に慰労の言葉をくれるだろう」と明らかにした。
遺族は法王がセウォル号特別法に対する考えを明らかにするのを待ちこがれている。セウォル号事故で息子スンヒョン君を失ったイ・ホジンさん(56)は「遺族が願う真相究明が可能な特別法について法王が一言でも話すことを願う」と話した。イさんは「法王にお目にかかって話せる機会が与えられるならばセウォル号について必ず一言申し上げたいという切実な願いを持っている。セウォル号事故が忘れられる昔の話でなく私たちの前に置かれている問題ということを人々に刻印させたい」と付け加えた。