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<サッカー>「年俸20億+コーチ」…韓国監督交渉、あとはマルワイク氏の決断だけ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.08 09:43
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ボールはベルト・ファン・マルワイク監督(62、オランダ)の手に移った。

大韓サッカー協会の李用秀(イ・ヨンス)技術委員長(55)は今月5日にオランダに出国し、サッカー代表チーム監督候補1順位のマルワイク氏に会った後、6日に帰国した。李委員長は7日、「導き出した合意や結論はない」としながらも「マルワイク氏が韓国の監督に関心を示した。彼の決心が契約成功の最も重要な要因だ。一週間以内には結論が出るだろう」と見通した。交渉過程を公開してマルワイク氏の選択を圧迫するような形だ。サッカー協会は約20億ウォン(約2億円)の年俸とコーチ陣の構成を相当部分任せる提案をしたことが分かった。サッカー協会はマルワイク氏がこれを拒否した場合、2・3順位の候補と交渉する計画だ。

 
李委員長はマルワイク氏を1順位として接触した理由として、ワールドカップ(W杯)決勝進出を挙げた。マルワイク氏は2010年、W杯南アフリカ大会でオランダを準優勝に導いた。「サッカーは醜くても勝たなければならない」というサッカー哲学を持っているマルワイク氏は、派手さよりは徹底して実利を追求する。フース・ヒディンク監督(68)は「見て楽しいサッカーではないが非凡な試合運びをする」と評価した。

現役時代はMFとしてプレーし、Aマッチ1試合だけの出場に終わったマルワイク氏だったが、フェイエノールト(オランダ)を指揮して2002年UEFA(欧州サッカー連盟)カップ優勝に導き、「トーナメントの強者」として名声を得た。しかしEURO2012の組別リーグで3戦全敗で脱落し、ハンブルク(ドイツ)での成績不振により赴任143日で退陣した。

ほっそりとした体格に白髪をなびかせるノータイ姿がトレードマークのマルワイク氏は、性格もファッションと同じくらい強くて直接的だ。あまり笑わず、記者が粗雑な質問をすると「私が10回以上もした話だ」と、面と向かって非難したりもする。

選手選抜の最優先基準は「人格」だ。彼はハンブルク赴任初日、選手団に人格テストを実施した。

選手たちは愛・家族・権力欲・復しゅう心など、日常生活に関連する128項目の質問に答えなければならなかった。独日刊紙ビルトは「人格テストは主将やペナルティーキッカーを決めるに際し、非常に重視される。しかし選手たちには監督の前で裸にされたと感じるだろう」と報じた。

選手団の掌握能力が落ちるという指摘もある。オランダ監督時代、婿であるファン・ボメル(37)を過度に重用して反感を買い、アリエン・ロッベン(30)から「黙れ」と言われたこともある。

フェイエノールトで宋鐘国(ソン・ジョングク、35)、李天秀(イ・チョンス、33)を指導したマルワイク氏は昨年のハンブルク時代には孫弘敏(ソン・フンミン、22、レバクーゼン)から3ゴール・1アシストを許して3-5で敗れた。

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