【社説】兵営過酷行為の申告を表彰しよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.06 15:44
朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨日、陸軍第28師団のユン一等兵殴打死亡事件に関し、「あまりにも胸が痛む」とし「国家革新レベルで正すべきだ」と述べた。過ちがある人には一罰百戒で責任を問うとも話した。軍統帥権者として今回の事件をきっかけに、兵営の悪習を根絶するという強い意志を見せたのだ。朴大統領のこうした発言は、兵営で反文明的な行為があったことに対して国民の怒りが消えず、入営拒否の動きまで出てくる深刻な波紋を考慮したものだ。それだけに今後の焦点は、容疑者の処罰と指揮責任者の問責、兵営刷新案に合わされることになった。
軍は事件の容疑者4人に対し、傷害致死でなく殺人容疑の適用を検討している。指揮責任に関しては権五晟(クォン・オソン)陸軍参謀総長が辞意を表明した。参謀総長は各軍の人事・教育・訓練の責任を負う地位だ。今回の事件の他の指揮責任ラインに対する問責も避けられない。兵営の慢性的な過酷行為を放置した責任は大きい。