<韓国兵暴行事件>「一日90発殴打」…証人も隠す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.06 09:10
第28師団ユン一等兵(20)死亡事件の裁判の過程で、軍検察が先任兵の残酷な殴打・過酷内容を公開していないことが分かった。このためユン一等兵の家族は、軍人権センターが先月31日に記者会見をする1週間前まで、関連事実を十分に把握していなかった。
軍当局と裁判関係者によると、ユン一等兵の死亡に関し、傷害致死などの容疑で起訴されたイ兵長(26)ら6人に対する裁判は、5月23日、6月27日、7月10日の3回行われた。その過程で法廷に出席した証人は2人だけだった。弁護人側が解剖医を証人に申請した中、軍検察は過酷行為主導者のイ兵長が休暇中に代わりに運転兵として来ていたユン上等兵を証人とした。
一方、真相を正確に把握していたキム一等兵(20)は証人として申請しなかった。事件当時に該当医務隊に入院していたキム一等兵は1カ月以上もユン一等兵と加害者を見てきたうえ、憲兵隊の調査で「ユン一等兵が一日に90発以上殴られた」と陳述したことがある。裁判の関係者は「軍検察が核心の証人を申請しないのは、遺族に真相を隠したと見ることができる」と述べた。