短期浮揚策だけでは限界、韓国経済の枠組みをまず描くべき(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.05 11:44
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相率いる経済チームの景気浮揚策に対する市場の関心が熱い。株式市場から熱く反応している。だが「行ったことのない道」と崔ギョン煥副首相が表現しているだけに政策方向に対する助言が切実な時点だ。これに対し経済首席秘書官、財政部長官、韓国貿易協会会長などを歴任した司空壱(サゴン・イル)世界経済研究院理事長は中央SUNDAYとのインタビューでまず大きなビジョンを注文した。「経済が進むべき方向性に対し大きな矢印を頭の中に描いておき、その次に細部的な政策を進めていかなければならない」ということだ。司空理事長は特に、「当面の対症療法よりは韓国経済の潜在成長率向上に向けた中長期政策方向をまず確立しなければならない」と強調した。潜在成長率は物価不安なくその国がすべての生産資源を動員して達成できる成長率を意味する。司空理事長は、潜在成長率は「労働と資本の投入、そして韓国経済の体制的効率性向上を通じて引き上げられ、これらすべてのためにも韓国社会各分野にわたる積極的な規制改革が必要だ」と強調した。
--韓国政府は今年の国内総生産(GDP)成長率を3.7%と予想した。これまでの4.1%より0.4ポイントも下げた。そこで崔ギョン煥副首相中心の経済チームは内需振興を通じて景気浮揚に注力すると言ったが。