【時論】韓国の教育、どこへ向かうのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.31 11:18
国民全員が見守った教育副総理の聴聞会の惨憺たる姿は、今日の韓国の教育を主導する教育ブレーングループの恥ずかしい自画像を赤裸々に見せた。韓国の教育が根本から揺れる前兆現象だ。今まで教育部が推進した大学構造改革、大学入試簡素化、英語私教育対策、先行学習禁止法、自由学期制などは問題だらけで、むしろ副作用ばかりもたらしている。一線の学校は言うまでもなく、教育庁と大学も不満だらけだ。現在、教育部は大統領と国民の期待値を満たせずにいる。大統領までが出てきて、先行学習問題、安賢洙(アン・ヒョンス、ロシア国籍に帰化したショートトラック選手)症候群、制服価格、大学新入生歓迎会、修学旅行など細かな問題まで万機親覧する場面を見せるほどだ。すべてが不安という意味だ。
教育部は過去の政府で失敗した政策の積弊を一掃するとして忙しい。それと同時に一方ではもう一つの失敗をしている。すべきこと、すべきでないことを区別できず、問題となる事案ばかり臨時処方するケースも多い。目の前の数多くの課題、歴史教科書問題、大学入試制度簡素化、大学構造改革、英語私教育対策、半額授業料、無償保育、小学校放課後教室、時間選択制教師、自由学期制運営、先行学習禁止法、高校文・理科区分教育、私教育軽減、教科書価格問題、学生安全教育など、どれ一つ整理されたものはない。