輸入ビール割引攻勢に悩み深まる国産ビール=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.29 10:01
ソウル城北区敦岩洞(ソンブクク・トンアムドン)に住む会社員のパクさんは、最近、家の近くのコンビニエンスストアに行って輸入ビール「アサヒビール」を選んだ。3900ウォン(約387円)の価格だったアサヒ缶ビール500ミリリットルは、割引後は3000ウォンに下がった。直ぐ隣に陳列されていた国産のOBビール「エールストーン(Aleston)」は3300ウォン。
パクさんは「輸入ビールが国産より安いので自然に輸入ビールに手が伸びた」と話した。一般ビールの価格差もかなり縮まっている。アサヒ缶ビール350ミリリットルが2300ウォン、同じ容量のHite(ハイト)「カス(Cass)」は1850ウォン。ロッテ「クラウド(Kloud)」(2150ウォン)とはわずか150ウォンの差しかない。
輸入ビールの攻勢に国産ビールの憂いは深まるばかりだ。輸入ビールの大々的な割引販売で国産との価格差が縮まると消費者は輸入ビールに一気に集まっている。今月に入り、21日までセブンイレブンの輸入ビールの売り上げは32.6%増えた。半面、国産ビールの売り上げは13.1%増えるにとどまった。期間を長めにとっても同じことだった。大手スーパー「ロッテマート」の上半期の売り上げを分析した結果、国産ビールの比重は73.9%で昨年同期(79%)より落ちた半面、輸入ビールの比重は26.1%で昨年より5.1%ポイント上がった。