【コラム】韓銀は“方向指示器”を出すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.28 10:53
今年3月19日(現地時間)、米連邦公開市場委員会(FOMC)会議を終えた後、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこう述べた。「利上げ要件の一つである失業率6.5%以下基準をなくす」。
今後の通貨政策に関する簡単な言及だったが、意味は非常に大きかった。しばらくFRBが政策金利を引き上げないという明確な信号を市場に送ったからだ。FRBは従来、「失業率が6.5%を上回り、期待インフレーションが2.5%を越えない限り、政策金利を据え置く」という“方向指示器”を出した。今回、失業率6.5%という基準をなくしたのだ。