【コラム】「他人のお金で北のインフラを構築しよう」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.25 10:55
世の中に無料はない。耳が傾いた朴槿恵(パク・クネ)大統領の「統一大チャンス論」も例外でない。何よりも、統一後に北朝鮮に新しく構築するインフラ費用が非常に大きい。なら、莫大な統一費用を減らす方法はないだろうか。こういう時に重要なのが先賢の知恵だ。すでに1990年、故南悳祐(ナム・ドクウ)元首相が妙策を出した。他人のお金を使うというものだ。「北東アジア開発銀行(NEADB)」というものを作り、外国資本で北朝鮮のインフラを構築しようというアイデアだった。20余年後の今年3月、朴大統領がドレスデンで明らかにした案もここから出てきた。
こうした中、中国が「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」を推進するとして韓国の参加を要請し、賛否論争が激しい。AIIBとは、アジアのインフラ投資支援のために中国が来年発足させるという地域開発銀行だ。当初500億ドルを出すと話していた中国は、最近、1000億ドルを出すと主張し、規模を膨らませた。