<韓国旅客船沈没>「変死体は100%兪会長のものと確信」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.25 07:57
国立科学捜査研究院(国科捜)の徐中錫(ソ・ジュンソク)院長は24日、全羅南道順天(スンチョン)で発見された変死体が清海鎮(チョンヘジン)海運の兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長(73)の死体であることを明らかにした。
徐院長は同日、国会安全行政委緊急懸案質疑に出席して「変死体が兪会長に間違いないか」という質問に「科学的に100%兪会長だと確信している」と答えた。徐院長は「父系と母系、兄弟、歯などをすべて比較した時、すべての人類学的・法医学的な証拠が同一なので間違う確率はない」と強調した。兪会長の死体を精密鑑識している国科捜は25日午前10時、分析結果を発表する予定だ。
国科捜が実施した1次薬・毒物検査では毒劇物が検出されなかったと伝えられた。警察関係者は「1次検査で特異な反応が出てこなかったと承知している。しかし追加検査を経るので最終結果がどのように出てくるかについては話せない」と述べた。1次薬・毒物検査は、広く知られている睡眠剤・鎮痛剤・青酸カリ・農薬など毒劇物に含まれた成分が検出されるかどうかを確認する過程だ。ある法医学者は「蛇の毒のようなアミノ酸系列の毒劇物は時間が過ぎれば溶けてなくなる」としながら「残っている兪会長の死体組織では死因を糾明できない可能性がある」と話した。