大画面のアップルと低価格の小米…反撃に苦心するサムスン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 13:29
中国の小米がサムスン電子の「ギャラクシーS5」の半分に満たない価格で最高級スマートフォンを発売した。アップルはサムスン電子が独歩的な位置にある大画面スマートフォン市場に進出する。サムスン電子が中国と米国のメーカーにはさみ撃ちされた格好だ。
低価格携帯電話で裾野を広げてきた小米は5インチディスプレー、3050ミリアンペア時バッテリーなどを搭載したプレミアムスマートフォン「Mi4」を発売した。さらに製品出庫価格は16GBモデルで33万ウォン(約3万2570円)、64GBモデルで41万3000ウォン程度と、「ギャラクシーS5」の86万6800ウォンや「G3」の89万9800ウォンなど今年発売されたスマートフォンと比較しても半分以上安い。
アップルも攻勢に出た。▽マージンを減らしてもシェアは増やす▽時にはトップメーカーのアイデアも借りる▽価格は下げる――などサムスンが2007年のiPhone発売直後に使った戦略まで借用してだ。スマートフォン市場を生み出したアップルだったがサムスンのこうした攻勢戦略にはお手上げになるほかなかった。特許訴訟を起こしサムスンの成長を遅らせるのがアップルが使えた戦略のすべてだった。だが、状況は変わった。サムスンが業界トップに登り詰める間に、アップルと小米などがサムスンが使ったファーストフォロワー戦略をそのまままね始めたのだ。