【中央時評】成功した外交大統領になろうとすれば=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.21 10:04
朴槿恵(パク・クネ)大統領が享受している2つの賛辞がある。1つは「選挙の女王」であり、もう1つは「外交大統領」だ。国内の悪材料で支持率が下がる中でも、海外歴訪や首脳会談後は間違いなく支持率が上昇する。習近平・中国国家主席の今回の訪韓だけでもそうだ。セウォル号惨事後に下方曲線を描いていた大統領の支持率が、首脳会談後に反転した。これぞさすが「外交大統領」の真の姿だ。
しかし韓国の外交の実状を詳しく見てみれば話は全く違う。憂慮される部分が1つや2つではないからだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が成功したと自ら評した韓中首脳会談も、顕微鏡でよく見てみれば別の評価も少なくない。中国側もやはり政府では今回の会談について「小さな成果」と評しているが、専門家たちの見解は冷静だ。習主席の「魅力外交」に高い点数を与えながらも、北核問題や韓国・北朝鮮関係、対日共助、アジア新安保構想など重要な外交事案ではあまり収穫がなかったとのことだ。